文部大臣奨励賞受賞 陶芸家 荒川 明作
焼締鎬手(しのぎて) ぐいのみ
鎬手とは?表面を連続してナイフで 深く彫刻して紋様を出す手法
荒川明 流『焼締』とは? 釉薬(色)をつけないで、焼き締めた作品 焼締ほど作家に取って窯開けが楽しいものはありません 荒川明の陶房は浜松の山奥の引佐町奥山にあり、その名前のとおり山奥となります。 そこには古い時代に使われた薪窯を荒川 明が独自に工夫をして窯を作りました。 この作品はその窯にて3昼夜薪の炎にて焼成され自然の炎色、自然釉、灰かぶりの 美しさの中に大胆な景色の出る焼き物で同じ作品は2度と出来ません。 薪窯で作品を焼く時は薪の灰、ヤニが棚、作品に付き、作品が棚から外せなく なりますので、作品の高台に3か所に違う種類の粘土(道具土)を唾(水ですと 粘土がくっつかない)でつけます。焼き上がってからバケツに水を入れ、しばらく つけてから そっと道具土をはずします。 3ケ所色が違うのは、道具土を外した跡です。 荒川明の作品は薪窯焼成の作品がとても多いです。 『薪窯焼成』のこだわり 電気窯 灯油窯 ガス窯 もありますが、 作品の焼き上がり(陶芸用語で景色)の変化が楽しめます。 釉薬(色つけ)で電気でないとだめとかがありますが、 全体的に釉薬物(色付け)の作品も薪の煙、ヤニが作品に付き 面白い作品が焼き上がります。 【薪窯は素焼きをせず作品を生のまま窯につめます】
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還暦のお祝い、退職 の記念にぐいのみが選ばれています。
▲薪窯焼成により赤松のヤニが素晴らしく溶け美しい変化が楽しめるぐいのみ
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▲正面反対は焼締の土味のすごさが楽しめ、全然違う景色が楽しめます。
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