文部大臣奨励賞受賞 陶芸家 荒川 明作
志野 抹茶茶碗
薪窯焼成にて、志野釉が全体に掛けられ自然に出来た
かいらぎ(釉薬のヒビ割れ)が見事な抹茶茶碗
素朴でぬくもりのある焼締志野を観ていると心が癒され生活に寛ぎの時間を持つ事が出来ます。
「志野 抹茶茶碗」は使うほど手に馴染み愛着が沸きます。
『焼締志野』とは? 最近は特に生鬼板を下掛し、素焼き後、志野釉の薄い釉、濃い釉を掛分け又わざと土肌を残し、そこが薪窯で焼成する事により 火色(茶色)が出る事を意識的にやる事にして鼠色、白、火色の入り混じった志野を焼締志野と名付けました。 そのため、もぐさ土原土から石を取り除き石臼で杵でつき粘りを出して、そのまま使ったり、他の土とブレンドしたりし土味を大切にしております。 特に裏側の火色が魅力的です。土味、そして鬼板を掛けたところの変化、志野釉の雪のような白 美しい火色が対比して大胆で美しい焼締志野を作りだしました。焼物の場合は焼き上がった時が1番悪い状態で 使い込んでどのように変化をするか楽しみながら 景色のよい焼物を造り上げて極上の作品にして下さい。(陶芸用語で景色を楽しむと言います) 『薪窯焼成』のこだわり 電気窯 灯油窯 ガス窯 もありますが、作品の焼き上がり(陶芸用語で景色)の変化が楽しめます。 釉薬(色つけ)で電気でないとだめとかがありますが、全体的に釉薬物(色付け)の作品も薪の煙、ヤニが作品に付き 面白い作品が焼き上がります。 |
▲大胆な志野釉の割れ目の かいらぎが美しく、志野焼 抹茶茶碗 | ▲正面の反対側も楽しめます |
▲見込みがたっぷりで茶筅がたてやすい | ▲薪窯(赤松と雑木)にて焼成。薪窯独特の生地の部分が赤く(火色)が出て美しい。高台の削りのざっくり感が良い |
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